パレードブックスの中から、メディアで取り上げられたものをご紹介いたします。
著者:根本あや子
date
2020.06.05
media
読売新聞
自らが歩んだ人生について書きつづる「自分史」。子や孫に家族の歴史を語り継ぐというイメージが強いが、シングルの間にも関心が広がっている。誰に、何を伝え残すために取り組むのだろうか。(満田育子)
■介護経験を共有
茨城県高萩市の根本あや子さん(70)がテーマにしたのは介護だ。2015年、「毎日が奇跡ー半身麻痺の妻が難病ALSの夫を自宅で介護した八年間」(パレード)を出版した。
日記などを基に2年がかりで原稿を書くと、「想像もしなかった世界が開けた」。500冊を市販すると、闘病の経験を持つ人や家族らから反響があり、300冊を増刷。講演に招かれたり、病気の後遺症を持つ人らが集えるカフェを福祉関係者と一緒に開いたり、交流の輪が広がった。