人類はついに人間のクローンを生み出した。生命倫理を問う衝撃小説!
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著者:香取淳
四六判・302頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-15175-0
2010年11月発行
生命科学の原点に迫る
医療・科学エンタテイメント小説
主人公のクロウは父の病気をきっかけに、己の出生に強い疑問を抱く。その疑問を解き明かしていくうちに、自分がクローン人間であるという事実に直面する。彼は現実からの逃避や父への復讐を模索するが、やがて開き直って、未来永劫に生きる道を選んだ。しかし…
【テロメアって?】
それは人の細胞の中に組み込まれた“命のローソク”。人が歳を取るごとに短くなってゆき、燃え尽きるとき命の終わりを迎えるという。
香取淳(かとり・じゅん)
1945年長野県生まれ 千葉県在住
諏訪清陵高校、長崎大学薬学部卒 薬剤師
田辺製薬株式会社(現 田辺三菱製薬)にてMR、プロダクトマネージャー、支店長などを歴任。退社後、アポプラスステーション株式会社、株式会社メディカルリソース(日本調剤の子会社)に勤務。現在はMR教育等の研修受託業。
文芸歴:元「仙台文学」同人。1987年「九郎」で宮城県芸術協会文芸賞受賞。著書に「密やかな連夢」(西田書店)。現在「印旛文学の会(仮称)」を設立準備中。