一人暮らしの老人が子猫との日々の中で感じる命の重み、変わっていく価値観をきっかけに自らと向き合う様子を描いた、シニアに捧げる読む絵本
¥1,100 (税込)
MIKA
B5判・32頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-434-32100-9
2023年5月発行
『超高齢化社会』『空前のペットブーム』は、どちらも現代日本をあらわすキーワードである。
猫や犬の譲渡会では老人、とりわけ一人暮らしの老人は里親として不適格とされる。しかし、本当に一人暮らしの老人にペットを飼うことは許されないのであろうか?
<あらすじ>
コロナ禍のある日、おばあさんは、ペットショップで一匹の子猫を購入し飼い始めた。赤茶のしま模様のオスの猫を、おばあさんは『チャタロウ』と名付けた。伴侶をなくし一人暮らしの老人と、生まれ故郷から遠く離れペットショップを経て見知らぬ家にたどりついた一匹の猫との日々が始まった。そんな日々の向こうにあるものとは……。
文字が中心、絵は挿絵のイメージの『読む絵本』。
MIKA(みか)
定年退職とコロナ禍が重なり、家にいる時間が多くなりほどなく猫の動画にハマる。ある日、何かに衝かれたように猫を飼い始める。子供の頃から還暦を過ぎるまで『猫は怖い動物』とずっと思っていた自己の意識が逆転するというまさにエポックメーキングなでき事を体感する。東京都在住。