『バナナくんの空』
露出狂でマゾの物語。
友蔵一家は何を物語っているのか。
友蔵の空は果たしてどのようなものだったのか。
――ときは戦国、ところは南都!
興福寺の僧で、後に十文字槍を考案する中御門但馬守胤永が次男・胤栄と、筒井城城主で興福寺官符の衆徒、後に大和国を席巻する筒井順昭のふたりを主人公に、彼らを取り巻く個性豊かな人物たちが物語を展開していく。
「昔々ある国に、たいそう可愛らしくそして一風変わった不思議なお姫様が生まれました。ふつう物語というものはここから始まるのですが、困ったことにこの物語はそこから先、ちっとも進まないのです。
阪神淡路と東日本、二つの大震災に翻弄された人生。その人生をどのように終(しま)うべきか。
山で育った少年・キットは、ばぁちゃんや姉弟の代わりに、出稼ぎに行ったまま帰ってこない父さんを捜しに、遠い海辺の町まで一人で出かけました。