かけがえのない日常を脆さを孕ませつつ詠う著者の第三歌集
介護は突然にやってきた。
ごく普通の日常の中で、日々元気に過ごしていた両親に、いきなり生活に支障が出るほどの変化が現れた。最初は父の介護を行っていた母だったが、徐々にその母にも変化が現れ、いつの間にか介護される側になってしまう。
コトには裏があり、コトバには奥があります。
コトには物語があり、コトバには発見があります。
僕は、もともと映画シナリオ書きから始めたのではなかったのか。
生きる糧、生きる意味を模索して辿りついた「近代の渡来人として日本社会に貢献する」決意。75年の凸凹人生を綴った自叙伝。