「レクイエス・エテルナ 永遠のやすらぎ」
ある日、主人公の「私」と妹のタミーはかねてから安楽死を希望していた両親から、さまざまな手続きを済ませて、あとは医師による処方箋を待つばかりとなったことを知らされる。
岡山インキで万能水性インキを開発していた研究者平尾は、部下の中村と共に万能水性インキのテスト品を造った直後に消息を絶ち、不可解な脅迫状が送られてきた。
【電子通貨ビットコイン】に関する論文を発表し、世界に大きな影響を与えた謎の人物「サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)」が姿を消してから10年以上が経ったある日、突如SNS上に現れたサトシ・ナカモトを名乗る人物が「全てのコードを集めた者に、私が保有しているビットコイン全てを譲渡する」と宣言した。
主人公・紀夫が、運命の出会いから学生時代を通して九年半の間想い続けた、かなわぬ愛。そして社会に出てから、精神を病む女性を優しく守るさだめの、悲しい愛。青年期に苦悩し命を賭して取り組んだ、いとも悲しい二つの異なる愛のかたち。まさに、究極の恋愛小説。