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イマジナリーフレンド 夏川真子短編集
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最後にはっと息を飲む珠玉の短編小説集

イマジナリーフレンド 夏川真子短編集

¥1,100 (税込)

夏川真子

四六判・130頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-86522-392-7

2024年7月発行

<各編あらすじ>

■リアル・ドリーム研究所
二〇四〇年、車が空を飛び、人間が自由に夢(ドリーム)を操れるようになった時代。
夢の中で作り上げた恋人そっくりの女性を町中で見かけた松田良彦は、思わず彼女に声をかけるが――?

■蓮の面影
大正三年五月。舞台役者と華族の娘の、あまりにも儚く美しい恋。

■イマジナリーフレンド
六才のコニーは、イマジナリーフレンドの白いくま・ベアベアが見える、活発で利発な女の子。
ケネディ政権発足間近のアメリカで、平和な家庭の運命は少しずつ狂い始める。

■瞳の記憶
不思議な幼なじみ・ちはやの周りは、いつも違和感で満ちていた。
そして明かされる、彼女の正体とは?薄れゆく記憶を閉じ込めた一編。

■僕と、僕のママン
奔放な女優、ミレーヌ・ドパルデューを母に持つアラン。
彼女の死後、初めて父親の名を知ったアランは、生前彼女が見せた執着の真相を悟ることになる。

■ずうっと、アイシテね
浮世離れした美貌を持つ女性・月子と、大学生の遼の恋は、永遠に終わることはない。

■ハァー スイート ホーム
崖の上に立ち、相模湾を一望できる小夜子の家。つぎつぎと訪れる登場人物たちの思惑が明かされていき……。

著者紹介

夏川真子(なつかわ・まこ)
佐藤瑠璃子名義で『庭球のサムライ 誰が佐藤次郎を殺したのか』を2024年4月に刊行。