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仙台北部の閑静な住宅街で放火殺人事件が起きた。被害者は五十代女性。捜査線上に浮かび上がった容疑者の津波被害に対する保険金の不正受給疑惑から始まった捜査は、あっせん利得処罰法違反、地元政治家への贈収賄事件へと発展して行くが―。
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東京出張に向かう新幹線の中、才野木はひとりの大学生の由紀と隣の席になった。
父娘ほど年齢差がある二人だが、不思議なほどに会話の波長が合う。東京のホテルでの食事を皮切りに、二人の時間はどんどん重なっていった。
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昭和という時代に、原因不明の難病に苦しんだ少女がいた。少女の体のイタミ(痛み)は、母親の心のイタミ(傷み)でもあった。闘病生活を送る中で少女は学校生活、就職、恋愛を通して成長していき、やがて親子の絆も深まっていく。