ペルーの日系詩人ホセ・ワタナベ(Jose Watanabe Varas 1945-2007)は、ペルー国内ではもとより、海外においても詩人として注目を集める存在である。国内では、ワタナベは、ペルー現代文学において最も重要な詩人であるとみられており、同時代の文学者の中できわめて特徴のある文学者とされている(Chirinos 2003, Lee-Distefano 2008, De Paz 2010)。
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反戦平和、原水爆禁止、婦人解放問題などに関心を持ち、革新陣営の星として活躍した歌人・芦田高子。
本書では、石川県で起きた米軍施設への反対運動「内灘闘争」を詠んだ歌集『内灘』を中心に、その作品群を考える。