子宮頸がんのステージIVBと診断され、抗がん治療を行ってきた妻。
さまざまな努力は実らず、万策尽きたため、ホスピスに入院することに。
仕事を抱えながら妻に精一杯寄り添った記録――。
逃げる光、暦の謎、目が覚めるコーヒー、活字拾いの涙、ツイスティ・パズル、幽霊文字、ある日章旗の話、図書館のミステリー、日本の私家版……
日常の中にたくさん転がっている小さくて見落としがちな話のネタ。
ジャンルに囚われることなく気になったものを拾い上げては掘り下げ、多くの方々に興味を持っていただけるようユーモア混じりにわかりやすく紹介しています。
限りある出逢いを慈しみながら詠う著者の第二歌集