ある日、お父さんが連れ帰ってきた子犬のポチ。「私」が小学生から大学生のときまで一緒に暮らしていました。小島さんちのポチはご近所の方々にとっても「私のポチ」「僕のポチ」でした。
私が大学を卒業してサラリーマン生活を始めたのは昭和34年、23歳の時でした。
その頃、「サラリーマンは気楽な稼業」「分かっちゃいるけどやめられねえ」等と歌われました。
本当に気楽な稼業だったか?は各人によって異なるのは当然ですが私の体験を可能な限り復元しました。
著者が温め続けたテーマ、若気の「痛み」を めぐる27編を1冊の本にしました。