「白秋期」とは、人生のひととおりの役割を果たしたあと、自由の身となり、秋空のようにシートと澄み切った、静かな境地で暮らす時期。
1968年、スウェーデンの知的障がい者が送る大規模施設でのユートピアのような日々は、僅か15年後に訪れる”施設解体”という思い切った人権政策の予兆だったのかもしれない。
憂い事の多い社会の中で、わたしたちはどこにたどり着くのか。
本書は、2011年3月20日に発行され、初版第1刷を以て完売、終売した『ロバート劇場』(パレードブックス)の復刻版である。
「闘病を乗り越えた息子にはずっと健康で長く人生を謳歌してほしい。ドナー様を含めて関わった全ての人に感謝の気持ちを忘れないで行きたい。リスクを承知で骨髄提供をしてくださったドナー様に、今一度家族の感謝の気持ちをお伝えしたい―。」