死に別れた幼い妹との交信――。
それは幻聴なのか? それとも?
精神科病院に入院する“僕”を軸に描かれる、家族の背負った十字架。隠された真実が明らかになったとき、罪は償えるのか、ゆるしは与えられるのか……。
物語は、著者の「過ぎ去りしとき、調査せし、戦中―戦後のむかし話、関連法令」。並びに、終焉を迎えしこれまでの人生において、「えにしを戴き、交りし、見聞せし方々のお姿・人生」を基にしている。
久我彩花、24歳。
自分探しの旅をきっかけに、沖縄のダイビングショップで働き始めたばかり。新しい職場で、信頼できる仲間たちに囲まれながら、彩花はやがて一人の男性に惹かれている自分に気づく…。
美しい海とダイビングの魅力が詰まった瑞々しい恋愛小説。