昭和を必死に生きた世代に贈る1冊。
座席
ローカル線の1座席に座り合わせた男女。何の関わりもないと思われた乗客同志だが、1週間後の同じ列車、同じ座席でそれぞれの人生が絡み合う。
未来と猫と
近未来を予測できるひとりの男子高校生。彼が思いを馳せる友情とは、未来とは。そして未来予測の果てに起きた衝撃の結末。
長年に渡るベトナム人・ホンさん一家との交流を通して、
人生の綾を描き出した「海峡を渡る蝶」。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を観て心躍らせた
あの頃から眺め返せば、私の世代は今、
紛れもないSF世界の現実に生きているのだから、
徐々に居心地が悪くなって来るのにも合点がいく。
「バオバブの樹ノ下で」より