万民にとっての正義に関する法、
「現実的なユートピア」は実現可能か。
¥3,300 (税込)
著者:板橋亮平
四六判・222頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-096-4
2016年9月発行
『ジョン・ロールズと現代社会』『ジョン・ロールズとpolitical liberalism』に続き、 著者にとって3作目となるロールズの研究書。 今回は、1993年に発表された論文『万民の法(The Law of Peoples)』を扱う。
ロールズの提言は時に、無理な前提による空論でありリベラル側のおしつけとの批判を浴びる。 しかしながら、良識ある非リベラル国家"カザニスタン"を例にとった本書の検証は、 現在の国際社会にとっても関連の深いモデル・ケースを提示している。
本書では、論文の矛盾点を徹底的に指摘。
正しい戦争とは? イスラム国家が受忍できない理由とは?