娘が振り返る、母の絵手紙の数々。
その言葉は冷静で、時に突拍子もなく、なにより強かった。
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久保田富子
B5判・126頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-86522-111-4
2017年8月発行
仕事で泣きたいくらい辛い日、
広島の実家から東京へ届けられる母からの手紙には
「人生には無駄はない 泣くのもすばらしい」
と書かれていた。
泣くことなんて、当然じゃないの?
まだ泣けるだけ幸せじゃないの?
いつも通りに厳しく、たしなめられている気がした。
そんな偶然は幾度かあり、
私は母からの葉書を待ち遠しく思うようになった。
心熱くなる絵手紙集。