平清盛から源頼朝へと歴史を繋ぐ、木曽義仲の一生とその戦いの物語
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鳥越幸雄
四六判・168頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-23925-0
2017年12月発行
木曽義仲の一生は波乱の三十年間だった。
武蔵国比企から逃れて木曽で成長し、信濃で反平家の旗を挙げ、北陸に勢力を広げて倶利伽羅峠ノ戦いで平家に勝利し、京に攻め上って権勢を得るも直ぐに挫折し、粟津で鎌倉軍から滅ぼされた。
本書では、出自河内源氏の歴史から義仲の一生を追いつつ今に伝わる唐糸や実盛などの説話、著者が実際に訪れた関東・信濃・北陸・近畿・瀬戸内にある九十九ヶ所の関連史跡、さらには巴や兼平など能や歌舞伎の関連演目も取り上げ読みやすくかつ楽しめるように記している。
歴史散策のガイドにもなる情報も満載の一冊。
鳥越 幸雄(とりごえ ゆきお)
1946年福岡県うきは市生まれ。久留米大学附設高校、大分大学経済学部卒業。株式会社日立製作所に入社。独立後、中小企業診断士として経営コンサルタントとなり、株式会社シービーエス情報のIT企業経営を行う。その一方で、35年に亘り日本中世の史跡調査研究を行っている。