エンジニアとして知っておいた方がよいことを、
《品質》を切り口に分かりやすく解説。
¥1,320 (税込)
和久井敦司
四六判・144頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-31463-6
2023年6月発行
《品質の世界》にある概念や用語など、全67つのテーマをコラム風に解説。
1テーマ1見開きで、読み物(コラム)+板書(図、箇条書き)の構成になっています。
本書は、エンジニアになったばかり、あるいはエンジニアを目指している人たちに向けて、エンジニアとして知っておいた方がよいことを《品質》を切り口にまとめたものです。
エンジニアにとって《品質》は切っても切れないものです。例えば、品質の良いものを作ることはもちろんですが、出来栄えの確認、不良が見つかったときの対処、工程や装置の工夫、品質改善など、すべてエンジニアの仕事です。もちろん、品質だけがエンジニアに求められることではありませんが、特に品質は関わりが強いと言えるでしょう。しかし、「品質とは?」と聞かれて、ひと言で答えることはできません。なぜなら、《品質の世界》にはとても多くの要素(概念、領域、手法、用語など)があり、それらが複雑に絡み合っているからです。
本書は、品質の世界をイメージする手助けになることを目的としています。《イメージの手助け》なので、言葉の定義や具体的な手法には触れず、広く浅く(でも本質は逃さず)分かりやすく書いています。見開き2ページで1テーマになっています。テーマは思いつくまま取り上げました。書かれていないテーマについては、ご自身で続きを作ってみてください。
序盤に〝品質〟のイメージを合わせるための説明、終盤にエンジニアに関する持論を載せています。中盤は、関連するテーマを緩くまとめて並べました。最初から読み進めるのもよし、気になるテーマを選んで読むのもよし。自由に《品質の世界》に触れてください。
和久井敦司(わくい・あつし)
1960年生まれ。IT企業2社においてシステム開発を経験したのち、1990年台後半から品質業務(品質管理・品質保証)に従事。情報処理システム監査技術者、(JRCA登録)QMS審査員補