音楽療法を体系的に理解する。
¥1,980 (税込)
龍野弘毅
四六判・356頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-444-3
2025年5月発行
音楽療法士が知っておくべき音楽の基礎から、脳科学・心理学・発達論までを網羅。
音楽療法士や音楽教育に携わる方、音楽と脳・心理学の関係に興味がある方、発達障がいや認知症などのケアに音楽を取り入れたいと考えている方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
音楽療法には、医学的エビデンスだけでなく、心理学や社会学の視点も欠かせません。本書が、音楽療法を実践する方々にとって新たな視点を提供し、より多くの方に音楽の力を実感していただけるきっかけになれば幸いです。
龍野弘樹(たつの ひろき)
日本音楽療法学会 認定音楽療法士
1971年 大阪音楽大学 作曲科作曲専攻卒業。財団法人ヤマハ音楽振興会大阪支部スタッフとして稼働を始める。同時にフリーの作編曲・指揮者として活動。NHK朝ドラの音楽録音際の指揮や、愛好家らによるオーケストラの指揮・指導など活動の場を広げる。 1983年 ヤマハ音楽振興会職員として採用される。 1985年 イギリスに赴任。イギリス・アイルランド・北欧五か国を中心に、ヨーロッパを担当。この時、音楽療法に出会うも、業務多忙のため研究できず。 1995年 帰国。主に東南アジアを担当する。 1996年 バイオミュージック学会に加入し、医学と音楽の関連の研究を始める。 1998年 財団を退職し、大阪芸術大学音楽学科、非常勤講師として稼働。音楽療法の研究を自主的に始める。 2000年 学生有志と共に、重度障がい者施設で音楽療法の研究と実践を始める。 2001年 全日本音楽療法学会に加入。(バイオミュージック学会との統合による)「音楽応用研究所―MIND」を設立、近隣のダウン症児と活動を始める。 2020年 同大学を退職後、MINDにて音楽療法の活動を続ける。大阪芸術大学 短期大学部保育科にて幼児のための音楽療法の講義を開始する。 2023年 同短期大学を退職後、執筆活動を開始、現在に至る。