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身近な異文化コミュニケーション ―こころにユニバーサルデザインを―
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日本の中の「異文化性」に着目し、多様性を認め暮らしやすい社会を築くための方法を探る。

身近な異文化コミュニケーション ―こころにユニバーサルデザインを―

¥990 (税込)

上村妙子

四六判・124頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-86522-297-5

2022年4月発行

「異文化」と聞くと、外国の文化を思い浮かべがちです。しかし、日本国内にも、さまざまな異文化がローカルなレベルで存在しています。そして、ユニバーサルデザインの考え方を導入することが、多様な文化を持つ人々が共に暮らしやすい社会を築くためのヒントとなり、ローカルな異文化コミュニケーションを豊かなものにすることに役立つのです。

本書では、多様性を構成するグループとして、女性、LGBT、在留外国人、障害者、高齢者、さまざまな家庭で暮らす人々を取り上げています。それぞれのグループについて、その実態、潜在力、これまでの取り組み、今後の課題を明らかにしています。

多様な文化を持つ人々が共に生きやすく、暮らしやすい社会を築く上でヒントとなるのがユニバーサルデザインの考え方です。ユニバーサルデザインは、障害者のため、高齢者のため、というように特定の集団のためだけのしくみを追求するのではなく、誰もが使いやすく、暮らしやすいしくみを考案しようとするものです。そして何よりも大切なのは、「お互い様」の気持ちを持って、ユニバーサルデザインの考え方を日々の生活の中で実践していくことなのです。

著者紹介

上村妙子(かみむら・たえこ)
聖心女子大学文学部卒業後、会社勤務を経て、Indiana University of Pennsylvania大学院を修了する(Ph. D. in English)。明海大学外国語学部英語英米文学科専任講師を経て、現在専修大学文学部英語英米文学科教授として、ライティング、異文化コミュニケーション、応用言語学に関連する授業を担当している。著書には、『Teaching EFL Composition in Japan』(専修大学出版会)、『EFL Grammar for Japanese Students and Teachers』(専修大学出版会)、『昭和・平成・令和に見る日本の一般文化の変遷』(パレード)などがある。これまでにアメリカ、カナダに滞在した経験から、それぞれの社会の根底にある価値観やものの見方に興味を持つ。