「探究的な学び」についての実践と理論を
交差させながら記した実践的教育書
¥1,650 (税込)
大井藤花
四六判・142頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-434-36058-9
2025年10月発行
“先生、これやってみたい!”が学びの始まり──
子どもたちの「やってみたい!」という一言には、教室を変える力があります。本書は、筆者が中学校の現場で奮闘したリアルな実践と、その中で見出した教育の核心を描いた記録です。探究学習がもつ本質的な力に魅せられ、困難にぶつかりながらも、子どもたちとともに「問い」を見つけ、「学び合う」空間を築いてきました。探究は一部の教育者の特殊な取り組みではありません。むしろ、教員誰もが直面する課題であり、子どもの未来を育てる鍵です。筆者自身も理論を学び、現場で実践し、日々試行錯誤しながら歩んできました。探究に悩むすべての教育者へのエールであり、共に考え続けるための羅針盤です。
大井藤花(おおい・ふじか)
1990年静岡県静岡市生まれ。静岡英和女学院高等学校、青山学院大学教育人間科学部教育学科卒業。その後小学校教諭を6年間勤め、2019年度より女子聖学院中学校高等学校に英語科として奉職。翌年聖学院大学大学院心理福祉学研究科で児童文学について研究し修士課程修了。校内ではボランティア団体ecomameの立ち上げ、また探究委員として中学総合学習の授業作りを担当する。