2040年の健康を「今」考えよう。
¥1,540 (税込)
東北大学未来社会健康デザイン拠点COI加速課題推進研究グループ
A5判・210頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-31637-1
2023年6月発行
迫りくる日本の未来について予測し、未来のヘルスケアに向けた各種取り組みについて紹介。人文社会、医療、テクノロジーなど、多様な分野・領域の知を結集した「総合知」を活用。皆を後悔させない社会に向け、未来からのメッセージにも答える。
誰もが生きがいを持って毎日を過ごしながら、自分自身や自分の大切な家族・知人の健康を守りたい。そんな未来のありたい姿のために、今私たちがとるべきアクションは何なのか。こうした“バックキャスティング”という考え方で、色々な分野の研究者が様々な企業と多くの取り組みを行った。キーフレーズは「さりげないセンシングによる日常人間ドック」。日常生活の中で、ウェアラブルデバイスなどのセンシング機器を使って手軽にデータを蓄積し、健康状態を把握しながら、適切なアドバイスや対処法を知らせて病気を未然に防ぐ。そんな仕組み作りに果敢に挑戦した。排出された尿から塩分摂取と野菜摂取のバランスがわかる「ナトカリ計」とは? 鏡の前に立つだけで現在の体調がわかる「魔法の鏡」とは? 叶えたい未来のヘルスケアに向けたヒントがあふれる一冊。
東北大学未来社会健康デザイン拠点COI加速課題推進研究グループ
本書は運営面を主導した稲穂健市(東北大学特任教授(首席URA)・内閣府上席科学技術政策フェロー)を編集長とし、これまでの成果を一冊にまとめたものです。未来社会健康デザイン拠点は、10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型の研究開発を遂行したセンター・オブ・イノベーション(COI)プログラムの成果に基づいて設立されたものであり、東北大学初の幸福な健康社会を創造する産学連携・研究開発拠点です。そして当研究グループはウィズ/ポストコロナ社会における社会変革への寄与が期待される研究開発を推進しました。その成果が認められ、2023年に「第5回日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞」を受賞しました。