外国人被疑者と取調官の橋渡しとなる「警察通訳人」
取調べを警察の弱点にしてはならない―。
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著者:清水真
四六判・132頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-20347-3
2015年3月発行
外国人被疑者と取調官の橋渡しとなる「警察通訳人」。
来日外国人の増加、多様化する外国人犯罪、取調べにおける可視化…刻々と変化する情勢の中、必要とされる知識・能力とは?外国人取調べにおいて留意すべき点とは?難解な日本語はどう訳す?通訳人にとって大切なこととは?基本的内容から、実例や演習問題を挙げた具体的な事例までわかりやすく解説。
警察通訳歴23年、今後司法通訳人の育成に携わる著者による、現役通訳人・将来の通訳人にお薦めの手引書。
外国人犯罪に関心ある方、語学の仕事に興味を持つ方もぜひ手にとっていただきたい1冊。
清水真(しみず・まこと)
兵庫県生まれ。佛教大学を卒業後、昭和58年兵庫県巡査を拝命、31年間奉職し、警部で退職。
中国語のバイリンガル捜査官として外事警察、刑事警察の経歴を有し、この間、警察功績章、本部長賞3回、部長褒賞5回、所属長褒賞32回、部外表彰3回を受賞。
退職後、司法関係者、司法通訳の先進国アメリカの司法通訳人らと面接するとともに、アメリカの通訳養成学校であるモントレー国際大学校を視察、日本で例のない司法通訳養成機関(一般社団法人)を立ち上げ、いかにトレーニングをしていくかなどを創案した。