ルノワール、マティス、ピカソ、シャガール……
画家たちが愛した太陽の散歩道、コート・ダジュール。
長年海外旅行に親しんできた著者夫婦による、
ひと月の南フランス滞在の記録。
「ずく」は信州の方言で「根気、やる気」のことです。表紙は、丸かじりにして中身の美味しさを感じた故郷の信州名産のりんごを、故郷の北アルプスの雪山をバックに配した写真です。りんごの味わいは表面を見ただけではわかりません。ふと気になったことも、「ずく」を出して調べれば調べるほどなるほどと気づくことがたくさんあります。
夫の突然の死という悲しい出来事で、この物語は始まります。
「夫はどんな気持ちだったのだろう、何か悔いはなかったか、彼の本当の気持ちが知りたい」という思いが、日に日に大きくなっていきます。
結婚はした方がいいの?
結婚したら幸せになれるの?
結婚に悩んでいる女性の方に読んでいただきたい、
著者自身の婚活体験も含めたエッセイです。
突然に訪れる家族との別れ。
その悲しみも苦しみも消えることはありません。
形を変えて続いていくかなしみに、
それでも今を生きようと耐えている誰かに
少しでも寄り添えるよう、祈りの詩集です。