読んで納得、面白くてタメになる解説付き!
父親が詠んだ子育て川柳集
¥1,100 (税込)
岡宏
四六判・208頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4434329838
2023年12月発行
高度経済成長を終えた今の日本は、どの年齢層の人にとっても、暮らしにくい世の中になっています。とくに子育てを担う若年層のお母さんお父さんにとって、現代はいちばん育児が難しい時代といえるのではないでしょうか。
私の親の世代まではまだ子だくさんで、大家族が一般的でした。年長の子どもが年少の子どもの面倒をみるのはあたりまえで、親が育児に困ったときに相談する相手はどこにでもいたのです。ところが、市民が「一億総中流」をめざすにつれて核家族化や少子化が進み、親は少数の子どもに多くの時間を費やすようになりました。その結果、社会現象として幼少期からの学力競争が激しくなり、「お受験」という流行語も生まれました。反面、育児ノイローゼが増加し、今も虐待による惨事があとを絶ちません。
そんな時代に、本書が子育ての魅力を再発見するきっかけになれば幸いです。還暦を機に、雑詠の中から厳選?100句をまとめました。それぞれに当時の解説を付けて、エッセイ風にしてみました。父親の目から見た子育てという点では、お母さんの詠む川柳とは異なる趣になっていると思います。是非、お父さん方もご一読ください。
著者紹介
岡宏(おか・ひろし)
1962年大阪生まれ、福岡在住
家族:妻ひとり(もと幼稚園教諭)、子ふたり(一女一男)、犬いっぴき(もと男)
職業:医師
趣味:クラシック音楽鑑賞、日本酒
特技:少林寺拳法、義太夫
関心事:教育学、心理学
好きな作家:灰谷健次郎
好きな俳人:石田波郷
座右の銘:立志尚特異(吉田松陰)