救急搬送、介護の選択、家族の葛藤。
最期まで我が家で「生ききる」父の記録。
¥1,320 (税込)
森山いつき
四六判・222頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-517-4
2026年10月発行
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ある日、90歳の父が心筋梗塞で救急搬送された。入院、介護・看護サービス、薬の処方、身体拘束、治療法……、その時々に示される同意書。知識や説明、考える時間が十分ないままに、命の選択を迫られる場面が次々にやってくる。本人や家族にはどこまで選択の「自由」があるのだろうか。一体何を基準にどう選べばいいのか。
父の思い、母や息子との確執、周囲の意見や期待に翻弄されつつ、高齢者のからだの変化にとまどい、抵抗し、向き合うことから逃げ出す娘のわたし。
「看取り」を口にする周囲の懸念をよそに、父は家に帰ることを望んだ。家で死ぬためではなく、家で「生きる」ために。そんな中、父の状況は一気に終末期までなだれ込む。
命の選択に向き合い続けた家族のリアルな葛藤と、最期まで家で「生ききる」ことを望んだ父の姿を描いたノンフィクション手記。
森山いつき
1963(昭和38)年、神奈川県生まれ。
横浜市立大学卒業後、水産会社勤務。
平成5年、地方公務員となる。
令和6年同退職、令和7年3月まで非常勤職員。
著書にエッセイ集『道ばたでひとり芝居』(文芸社)、『ご飯110グラム、これでよろしくて?』(幻冬舎ルネッサンス)、『愛も情けもありません』(青山ライフ出版)がある。