かけがえのない日常を脆さを孕ませつつ詠う
堀内ひでよの第三歌集
¥1,000 (税込)
堀内ひでよ
四六判・88頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-405-4
2024年9月発行
かけがえのない日常を脆さを孕ませつつ詠う著者の第三歌集
待ちわびる人ありかつて両針の狭角をなむ見つめつづけし
五分後に愛を告ぐると定むれば秒とは不思議で尊き単位
宮殿の廻廊深く奥深くドミニクサンダの冷たき骨よ
すみずみと汝に領せらるるうつせみの解なき式の左辺に唇
モルワイデ図法の白地図美しき日本を塗れど飛沫散りをり
サクサクと紅葉を踏めばさくさくと少し小さき君の音する
――『尊き単位』代表歌6首
堀内ひでよ(ほりうち・ひでよ)
ブログ HITO-OMOI(ひとおもい)
https://blog.goo.ne.jp/oyedih922
著書『雪待ちの空』2006年・パレード、『はじめての瞼』2020年・パレード