1968年、福祉国家スウェーデンでの留学日記。
¥1,100 (税込)
大西和人
四六判・180頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-31003-4
2022年10月発行
1968年、スウェーデンの知的障がい者が送る大規模施設でのユートピアのような日々は、僅か15年後に訪れる”施設解体”という思い切った人権政策の予兆だったのかもしれない。
これ以上ない環境、設備、処遇、日本とあまりにも違う障がい者への取り組みは、ノーマイライゼ―ション(人権の平等化)という最も基本的な思想の実践によって、施設解体という方向へ舵を切った。
今は無き施設、カールスルンドで著者が体験した貴重な記録。
障がい者福祉の究極の形とは一体何だろうか…!
大西 和人(大寛)
1947年 愛媛県新居浜市に生まれる。
神奈川大学貿易科在学中、スウェーデン・カールスルンドコロニー イギリスハル市障害者福祉研修コースに留学、研修終了後復学卒業。
その後、高野山専修学院での修行を経て、国立コロニー「のぞみの園」に勤務。
1985年 正法寺住職として晋山し、2018年に正法寺名誉住職となる。
本書113ページに次のような誤りがありました。
訂正してお詫び申し上げます。
後ろから2行目
≪誤≫「ジューの文の詩」
≪正≫「ジューの父の詩」