27才で子宮全摘、余命宣告予告。
でも、生きることを諦めなくて良かった。
¥1,320 (税込)
秋津はな
四六判・128頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-26091-9
2019年6月発行
生きていく意味も、女である意味も、全て失った日……。
27歳の秋だった。
突然襲った痛みに病院が下したのは子宮肉腫、そして半年の余命宣告予告。
幸いにも癌は発見されなかったものの、「子どもが産めない身体」という事実は、幸せへの足かせとなった。
そんな中で、結婚、再婚、そして天職を得て、
いま心から言える「生きることを諦めなくて良かった」
同じ想いを抱える女性へ、自身の人生をどう受けとめ、どんなふうに生きていくのか、 背中を押してくれる一冊です。
〈 プロローグ 〉
空の上のMちゃんへ
第1章 発覚
子宮全摘、余命半年
入院生活の始まり
第2章 どん底
医療格差と医師とのコミュニケーション不足が時に命を奪う
心踏みにじる問診
自殺を考えて
子ども達の声
第3章 出逢いと別れ
女性のシンボルだもん、絶対取られたくない
でも、それが命と引き換えならば 仕方ない
Mちゃんとの出逢い
1輪の黄色いバラ
最後の生理
誰かのための命
手術を終えて
Mちゃんはいなくなった
第4章 迷 い
生きること
退院後の日々の中で
結婚がゴールでないと知った時
母の癌、夫婦の崩壊
第5章 決意、そして再生――
離婚しても花があった
思いがけない再婚
出産適齢期を過ぎても
両親を看取って
第6章 dear~ここにある幸せの花たちへ
幸せの基準はどこにある?
私が作られるまで
花が教えてくれたこと
あとがき
〈 エピローグ 〉
空の上のMちゃんへ~今
秋津はな(本名:秋津ゆきみ)
熱海市出身
10代から花を学び、フラワースタジオの講師を務めた後、花屋開業。
現在は花屋の女将。