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著者:石川吉春
四六判・228頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-11489-2
2008年2月発行
1973年10月に始まった第一次オイル・ショックや1980年9月に勃発したイラン・イラク戦争など業界の激動期に示した日本人船員の使命感あふれる心意気をはじめ、原油輸送の悲喜こもごもの経験を著述することによって、そのほとんどを輸入に頼っている石油の大切さを一般の方々に理解してもらおうとしたものである。
船長のタンカー・マンとしての30年は、同時にタンカーの巨大化の歴史でもあった。船が巨大化することによって運航や操船がどのように変わってきたかについても、海事関係者のみならず一般の読者にも十分に理解していただけるよう全体が平易にまとめられている。
石川吉春(いしかわ・よしはる)
昭和34年東京商船大学航海科卒業。
東京タンカー(株)へ入社、航海士として海上勤務。
昭和49年船長へ昇進。
平成2年退社。
同年東京タンカーマリンサービス(株)へ入社、取締役技術次長に就任し、日本石油基地(株)喜入基地のパイロットを兼務。
平成7年取締役退任、引き続きパイロットとして勤務。
平成10年退社。
退社後、広島商船高等専門学校の航海学講師として2年間の勤務を経て現在に至る。