¥--- (税込)
著者:永野月子
絵:名和田暁
B6判・総46頁(ソフトカバー)
ISBN 4-939061-21-3
2005年3月発行
私が卵巣がんの宣告を受けた際、家中がパニックに陥り、一年半の間、何時も冷静に主人や私ども家族を癒し続けてくれたのです。共に暮らす人々が、与える愛情を全身に受け止めて、それだけその愛に報いてくれたのです。
生後、間もなく我が家の一員に加わった黒柴犬の「美々」。十七年六ヶ月余りを家族と苦楽を共に過ごし、やがて肉体の老化、そして痴呆をむかえ、家族や周囲の人々に支えられ、愛に見守られ生涯を閉じる。自らの一生をもって生きるものの姿をつぶさに示し、愛、絆、癒しなど多くのことを教えてくれました。その時々の生活や、様々な出来事を擬人化して書いた実話物語。
永野月子(ながの・つきこ)