¥--- (税込)
著者:徳山幸一郎
四六判・総244頁(ソフトカバー)
ISBN 4-434-07251-X
2004年8月発行
本書は、著者のストラディヴァリウスへの熱い思いと、それを台湾で弾く貴重な体験を綴ったものである。
また台湾の音楽事情や音楽を通じての交友も紹介され、台湾と音楽の組合わせという全く類似本のないユニークな著作である。
台湾に興味のある人も、ストラディヴァリウスに興味のある人も、読み始めると最後まで熱中してしまうユニークな体験記。
随所に散りばめられた逸話や薀蓄が知的好奇心を刺激し、知っていたはずの台湾が全く違う側面を見せる。
その一方ごくわずかの人しか弾けないストラディヴァリウス体験が生き生きと表現され、恩恵に浴せない人たちへ向けてその特質が静かに語られる。本書はストラディヴァリウスのガイドブックでもあるが、誰も知らなかった「音楽の島・台湾」を紹介する比類なき台湾のガイドブックでもある。
徳山幸一郎(とくやま・こういちろう)
1951年生まれ。
第1回台湾駐在1980年~1985年、第2回駐在2002年~2004年。
所属音楽団体は、台北市民交響楽団、オアシス弦楽四重奏団、シンフォニエッタ21。