史書「元朝秘史」以降の、皇帝フビライ治政とモンゴル族の
その後を記した歴史本。
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著者:岳邑二
四六判・640頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-939061-76-9
2013年4月発行
「元朝秘史(元朝の秘(かく)れたる史(ふみ))」は、時の皇帝フビライが、部族の神性と帝国を誇示するため編纂させた史書の一つで、概ね、チンギスと二代オゴタイまでの時系列の逸話集となっている。
本書は、秘史の記述以降のフビライの治政とモンゴル族のその後の消息を記した。
物語の中では参考となる史実、時代背景や関連するエピソードを交えている。そうした史実の中には、今に遺る民族感情からか等閑視されているものもあり、意外を感じるかもしれない。学校の世界史の学習では語り尽くせない歴史の展開とその裏側に秘められた面白さ、史実の怖さを知る一冊。