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伊賀真里亞外傳~宝蔵院胤栄之事 十文字槍
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――ときは戦国、南都興福寺を舞台にした、一大青春グラフティー。

伊賀真里亞外傳~宝蔵院胤栄之事 十文字槍

¥880 (税込)

誠司

文庫判・242頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-86522-425-2

2024年10月発行

――ときは戦国、ところは南都!
興福寺の僧で、後に十文字槍を考案する中御門但馬守胤永が次男・胤栄と、筒井城城主で興福寺官符の衆徒、後に大和国を席巻する筒井順昭のふたりを主人公に、彼らを取り巻く個性豊かな人物たちが物語を展開していく。

角振りの住人・木阿弥。“元の木阿弥”のたとえで有名な人物で、後に順昭の影武者となり、順昭の子・順慶の窮地を救う。
興福寺多門院院主の学僧・多門院英俊。『多門院日記』の作者で、今に至る貴重な資料を纏めた偉大なる人物だ。
興福寺の僧で、後に弓の名手として名を馳せる宗政、後の菊田宗政。
これまた興福寺の僧で、胤栄より八歳年上の兄弟子甚音。後に薙刀と槍との思想の違いから、胤栄と死闘を繰り広げることとなる。

この物語は、南都興福寺を舞台にした、戦国一大青春グラフティーである。

著者紹介

◆略歴
誠 司(Jou Tsukasa) 忍者名=紫電
1967年 高知県生まれ。高知学園出身。元SE・プログラマ。元国家公務員。
1985年 「ラスト忍者」甲賀流伴党第二十一代目宗家・川上仁一氏に弟子入り。
1990年 スーパータイガー・ジム入会。
2010年 大和忍術復興保存会・鬼党の機関紙「くり」に、論文の掲載開始。
2016年 日本忍者協議会入会。
2018年 国際忍者学会入会。
師の許可を得て「坂東忍者研究所」を立ち上げ、忍者の研究を開始。
2018年 amazonより『伊賀真里亞傳』(2月22日の忍者の日)発売。
2020年 忍道伴家武術研修所・清本泰志先生と共に、東京で特別講習会を開催。
「忍道伴家武術研修所関東事務局として、研修会の企画・運営を行う」
2022年 amazonより『伊賀真里亞外傳 筒井順生之事』発売。

◆現在研究中のもの
1.鎌倉時代の雑色及び、室町時代の公方御庭者の研究
2.群書類従 第二十一輯 合戦部(小田原記)に出て来る伊賀衆の研究
3.武蔵国永田村に居た、北条氏配下の伊賀者・服部玄庵に付いて
4.笠置山の戦い(1331年)に参陣した、千葉貞胤と一族併伊賀国に付いて
5.恵美押勝の十一男・徳一菩薩と、筑波山近辺の忍者の研究
6.八王子千人同心と、武田忍者の関係に付いて
7.千葉県柏市増尾にある増尾城と、伊賀殿の地名の研究
8.千葉県我孫子市の中峠城にいた、林伊順道と従士32名は忍者だったか?