Category

  • 小説
  • エッセイ・詩・ノンフィクション
  • 趣味・カルチャー
  • 生活・健康
  • 論文・学術書・参考書
  • 絵本・児童書
  • ビジネス・経営・情報
  • 社会・思想・哲学
  • 写真集
  • 電子書籍

パレードブックスの自費出版サービス

スコットランド研究紀行そして人生の岐路 ―自閉症の息子との再出発―
  • Amazonで購入

文部省在外研究員として赴任したスコットランド、
日本にいる自閉症の息子との生活を綴った私小説。

スコットランド研究紀行そして人生の岐路 ―自閉症の息子との再出発―

¥1,540 (税込)

長谷川英一

四六判・158頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-86522-379-8

2024年3月発行

<あらすじ>
主人公日置英史が文部省在外研究員としてスコットランドに出発する前日の出来事から、その後の展開を予想させながらこの話は始まります。そして、スコットランド滞在中の研究やクリスマス休暇の旅の思い出などを語ります。

しかし、その滞在も大学から研究所へ職場を移るための面接のため、予定よりも早く帰国することになります。そして大学を辞し水産研究所で働き始めますが、相変わらず家族4人が常に一緒に暮らすことは叶いません。スコットランドに行く前から日置の妻と自閉症の2人の息子達は妻の実家に世話になっていましたが、その義理の両親との関係が悪化したため、日置は妻の実家から出て家族4人だけで暮らすことを画策します。しかし、その考えに妻が同意しなかったため、日置は意を決して2人の自閉症の息子達の親としての責任を持ちましょうということで離婚を決意します。4人一緒に暮らしていた大学勤めのときの楽しい思い出を考えると、とても悲しい選択でしたが、離婚後日置は長男とともに自分の親元に世話になります。  
日置は離婚を経験しましたが、再婚して家庭を築けないような人間ではないことを実証したいと考えていました。再婚相手の協力を得て、日置は高等養護学校卒業後に息子を託す成人向けの知的障害者施設を探したり、療育関係のことで東奔西走します。そして、―日置の体を病が襲います。

著者紹介

長谷川英一(Eiichi Hasegawa)
1952年札幌市生まれ。東京水産大学水産学部卒業、同大学院修士課程漁業学専攻修了。日本大学農獣医学部助手、三重大学生物資源学部助手を経て、水産庁水産工学研究所上席研究官、独立行政法人水産総合研究センター室長、グループ長、主幹研究員など歴任。現役退職後、札幌科学技術専門学校海洋生物学科非常勤講師、札幌市生涯学習センター市民講師バンク登録講師。主な著書に、『魚の動きを探る』(五曜書房)、『水産業への光技術の利用 食を守る光技術』(月刊OPTRONICS 383号)、『海中飼育施設を活用したサケ稚魚放流技術の高度化』(緑書房)、『英坊法師の句集 凡庸の声』(私家版)等々、その他学術論文多数。
水産学博士(東京水産大学)
日本水産学会 田内賞(1995年)
専門は魚群行動学