二酸化炭素を排出しない新しい発電システムに挑む!
既得権理と利権が渦巻く電力業界を描いた企業小説。
¥880 (税込)
葦原司瀬
四六判・76頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-231-9
2020年5月発行
熊田洋輔は、火力発電プラント事業部の課長として働いていたが、二酸化炭素の排出量削減の国際合意ができてから、事業はじり貧状態になりつつあった。起死回生の技術はないかいろいろと探す中、偶然立ち寄った本屋で見つけた本にくぎ付けになる。
本当に物になるか不明だったが、なんとか実用化試験に漕ぎつけた。しかし社内でも極秘に進めていたにも関わらず、ある日から尾行が付くようになり――
葦原司瀬(あしはら・しせ)
1952年生まれ、出身は鳥取県米子市、1972年電電公社(当時)に入社し、線路関係の業務に従事し、1980年代後半から国内外の海底ケーブル建設、保守工事等に従事して、2012年退職。以後フリーで海底ケーブル関係の仕事をしており、仕事の合間に執筆。現在でも、依頼があれば従事している。(海底光ケーブルシステム等の執筆にも主編集者として従事)