なつかシリーズ第2弾!
思春期をむかえた養親子のあらたな一歩。
¥1,210 (税込)
著者:あいだひさ
イラスト:白保美香
企画:公益社団法人家庭養護促進協会
四六判・118頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-099-5
2016年9月発行
『少年剣士なつか』のその後。
思春期を迎えたなつかが、あらたな一歩を踏み出すまでの物語。
「翔太は翔太だよ。似てなくってもいいに決まってるよ」
と言って、なつかは自分のことを振り返る。
『父と母と自分は、何も似たところがない、
血がつながっていない家族なのだ。
母と笑顔が似ているなどとよく言われるが、
それは一緒に暮らしているうちに似てきただけで、遺伝ではない。
親と子は別々の人間だ。兄弟姉妹だって違う人間だ。
似ているところもあるだろうが、似ていないところもあるだろう。
違う人間なんだから、みんな違って当たり前だ…』
そう思って育ってきた養子のなつかが、ふと立ち止まり、考える。
第一章 真実告知
第二章 思春期の真ん中で
第三章 家族の在り方
第四章 大人になる
第五章 踏み出す一歩
<著者>
あいだひさ
米国、日本、東南アジアで言語教育に携わる。1998年帰国後、家庭養護促進協会を通して出会った子どもと特別養子縁組をし、家族となる。現在は日本で言語教育のほか、異文化を受け入れる大切さを伝える講義を担当。
その他の著作
絵本『たからものはなあに』(偕成社)
小説『少年剣士なつか』(パレード)
<イラスト>
白保美香(しらほ・みか)
幼い頃よりイラストを描くことが好きで、高校ではデザイン科で学ぶ。2006年頃より、障害者運動の一員として、ポスターやCDのジャケットなどのデザインを手がけるようになった。本作では、文章から情景を正確に読み取り、描く持ち味を大いに発揮している。
<企画>
公益社団法人 家庭養護促進協会
大阪事務所 TEL 06-6762-5239
http://homepage2.nifty.com/fureai-osaka/