戦後70年のいま、語り継ぐべき史実。
南雲忠一中将とサイパン島玉砕を描いた小説。
¥--- (税込)
著者:星光
四六判・264頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-86522-057-5
2012年8月発行
昭和19年、サイパンに降り立った南雲忠一中将。
サイパンの海軍専用の料亭で働く芸者、お駒。
日米軍のあいだには圧倒的な兵力の差があった。資材不足で無防備な日本軍に対し、制空・制海権を掌握している完全な米軍。戦局は悪化の一途をたどりサイパン島は放棄され、「絶対国防圏」は崩壊した。
南雲は自ら割腹と同時に部下に後頭部を打たせて自決。その後、お駒もマッピ岬から海へ飛び込んだ。
こうして日本軍はサイパン島の戦いに敗れ、サイパン失陥の責任と取らされ東條内閣は終焉を迎えたのであった。
星光(ほし・ひかる)
昭和30年北九州市生まれ。横浜市在住。
本書の他に『白鳥麗子から始まった!RIEちゃん映画十七本』(パレード)、『銀幕の三浦家』(パレード)