風林火山の旗の下、矜持を胸に刀を振るう男達と、
そんな彼等を描く一人の絵師の物語。
¥2,200 (税込)
田中泰樹
四六判・996頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-36460-0
2025年12月発行
天下を手中にすべく、国主信玄の下で覇道を突き進む甲斐武田家。そんな彼等を家中でただ一人、冷めた目で見る男、武田逍遙軒信廉。
刀ではなく絵筆を取った彼が、戦国の世で見たものは何だったのか―――。
武田信玄、上杉謙信、北条氏康、今川義元、そして、織田信長……。
大いなる野望を胸に戦い、そして散っていった男達が残した輝きが今、一本の筆によって蘇る!
勝敗の彼方にこそ人間の真実がある。
滅びゆく者達の魂を描き出す、壮大な歴史巨編である。
田中泰樹(たなか・ひろき)