この世に悔いはないですか?
¥1,100 (税込)
笹川俊之
四六判・200頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-35094-8
2025年3月発行
人類は生命体が機能を亡くした場合、肉体と心思に分かれる。
肉体は機能不全となり荼毘に付され、骨となりいずれは土に返る。
一方、心思は考えや思いであり、形がないものである。
この心思は幽体となり、あの世の入り口から列車に乗り、あの世に向かう。
人生を全うして悔いのない人生を送った心思(幽体)は、あの世行きの列車に乗れるが、
悔いの残ったままの心思は、列車に乗れず邪鬼の世界を漂うことになるのだ。
あの世の王様である心思親王から指示を受け、入り口の番人となった大井大介番人と菅原愛子番人。
ふたりの元に今日も新しい心思がやってくる。
ふたりの番人が、この入り口にたどり着いた心思から話を聞き、共に彼らの人生を振り返り、この世での失敗を気づかせていく物語。
銀行勤務31年、SUS株式会社勤務19年の後、会社経営。