この愛はどこに向かっていくのか。
¥1,320 (税込)
藤恵研
四六判・352頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-434-33044-5
2023年12月発行
東京出張に向かう新幹線の中、才野木はひとりの大学生の由紀と隣の席になった。
父娘ほど年齢差がある二人だが、不思議なほどに会話の波長が合う。東京のホテルでの食事を皮切りに、二人の時間はどんどん重なっていった。
純粋な「逢いたい」という気持ちを交わせながら、互いへの執着心が強くなっていた矢先、このままでは幸せになれないと二人の関係を案じた由紀の母親が突然現れて―。
止められない愛は一体どこに着地するのか?
藤恵研、待望の三作目。
1943年(昭和18年8月18日)岡山県に生まれる。製薬会社人事部勤務を経て、1969年より大阪市にて事業経営し、2013年に引退する。2015年から執筆を開始。現在、兵庫県川西市に在住し執筆中。
著書『北摂の神々』(2020年10月・浪速社)『風が見えた日から奇跡が』(2022年2月・浪速社)