閉ざされた世界と思われがちな障がい者施設。
一筋縄ではいかないながらも、和気藹々な日常を描いた小説。
¥1,320 (税込)
下村徹
四六判・134頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-434-32847-3
2023年12月発行
この本は、障がい者支援施設「サニーガーデン」で生活する障がい者と、その障がい者を支援する人々の物語です。
利用者と職員の絆、全身麻痺を乗り越えて円盤投げで金メダル獲得、楽しいKさん語録、利用者同士のケンカ、職員の苦しみ...笑顔あふれる和気藹々としたなかでも、時には泣いたり怒ったり、一筋縄ではいかないことも。そんな日常をお届けします。
下村徹(しもむら・とおる)
『次郎物語』の著者下村湖人の三男。1930年生まれ。
慶応義塾大学卒業後、石川県の大同工業の関連会社大同通商に入社。1956年より19年間米国の支店で勤務。1990年に大同通商本社の代表取締役専務、及び大同工業の海外事業担当取締役を辞任、年金生活に入る。
著書に『摩天楼の谷間から』『ドナウの叫び―ワグナー・ナンドール物語』『友を裏切った男』がある。