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医の旅路永遠に 曲直瀬道三流の医師 岡本玄冶篇
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第26回日本自費出版文化賞・入選作品!
江戸期の名医・徳川家御典医であった岡本玄冶を中心とした歴史エンターテイメント小説

医の旅路永遠に 曲直瀬道三流の医師 岡本玄冶篇

¥1,980 (税込)

服部忠弘

四六判・478頁(ハードカバー)

ISBN 978-4-434-31464-3

2023年2月発行

『医の旅路シリーズ』の第三弾。
1作目『医の旅路はるか』の主人公である曲直瀬道三、二作目『医の旅路るてん』の主人公は道三の息子である曲直瀬玄朔。
その直系の弟子で、三代将軍家光と朝廷の主治医として活躍した江戸期の名医・岡本玄冶の物語。

将軍や幕府の閣僚の面々、大奥の最高権力者と相対する時、一歩も引けをとらぬ覚悟で医の本道を貫き通した〝岡本玄冶〟という人物。  
彼の偏見なき信念と、よりよき医道の精神を求めてやまない真骨頂を篤とご賞玩あれ。

東京・日本橋人形町の一角に「玄冶店」を示す石碑が建っているのをご存知でしょうか。
これは徳川家の御典医であった、この〝岡本玄冶〟に由来します。
三代将軍家光が痘瘡に罹った折、見事にこれを全快させ一躍その名を高めた人物です。
その後の医療にもたびたび貢献し、幕府からここに三千坪の土地を拝領いたしました。
地元の人たちへの分け隔てない治療を果たし、かつその余った土地に借家を建て、庶民に貸し与えたことから、この一帯を「玄冶店」と呼ぶようになったのです。
その「玄冶店」が歌舞伎の世界でも有名になりました。歌舞伎で「お富さん」「切られ与三」と言えば、お富と与三郎の情話を描いた世話物の名作「与話情浮名横櫛」。
「イヤサこれ、お富、ひさしぶりだなア」「しがねぇ恋の情けが仇……」で始まる長科白が有名です。
さらに、昭和時代の中頃、春日八郎が歌った「お富さん」の大ヒット。
この歌の最後にある「玄冶店」が先の人形町の一角にあった場所、すなわち、幕府から拝領した岡本玄冶の屋敷跡だったのです。

著者紹介

服部忠弘(はっとり ただひろ)
1943年、茨城県古河市生まれ。
国際特許事務所勤務、Honda系列会社勤務を経て、現在、楊名時健康太極拳の指導に当たる。
並びに現在NPO法人仏像彫刻美術院会員。東京都八王子市在住。
2011年、『医の旅路はるか』でデビュー。
医道の精神を貫く曲直瀬道三とその師田代三喜の生涯を描き、「日本図書館協会選定図書」に推奨される。
2015年、シリーズ第2弾となる『医の旅路るてん』を上梓し、第19回日本自費出版文化賞・小説部門にて入選する。