闇の世間師・音羽と、彼女の許に集結する仲間たちの活躍を描く、痛快無比の時代小説。第一部。

闇の水脈　愛憐慕情篇　第一部

¥1,980 （税込）

川喜田八潮

四六判・288頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-434-30965-6

2022年11月発行

愛欲と不条理の地獄から転生をとげた世間師・音羽。
彼女の許に集結する仲間たちの絆と活躍を描く痛快無比の時代小説!  

美濃岩村藩の重大機密を握って脱藩した山岡市之進をかくまったことに端を発し、世間師・音羽は愛欲と不条理の蟻地獄に陥ってゆく。  
彼女の試練と解放を痛快に描く、第一部。

著者紹介

川喜田八潮(かわきたやしお)
劇作家・文芸評論家。1952年京都市生まれ。駿台予備学校日本史科講師、成安造形大学特任助教授を歴任。1998年より2006年まで、文学・思想誌「星辰」を主宰。著書に『〈日常性〉のゆくえ―宮崎アニメを読む』、『脱〈虚体〉論―現在に蘇るドストエフスキー』、『脱近代への架橋』、『闇の水脈 天保風雲録』。川喜田晶子との共著に『J-POPの現在Ⅰ〈生き難さ〉を超えて』『J-POPの現在Ⅱかたわれ探しの旅』がある。