「幕末ニート」刈谷新八郎の、
苦悩と新生の予兆を描く時代劇巨編!
¥1,650 (税込)
川喜田八潮
四六判・192頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-29349-8
2021年10月発行
諸価値のせめぎ合う開国前夜。
家族にも、大人たちのつくり出す世界にも、
心の居場所を見出せない刈谷新八郎は、
北斎の〈龍〉に出逢い、生きる意味を掴みかける……
川喜田 八潮(かわきた やしお)
劇作家・文芸評論家。1952年京都市生まれ。駿台予備学校日本史科講師、成安造形大学特任助教授を歴任。1998年より2006年まで、文学・思想誌「星辰」を主宰。2016年に、著書に『〈日常性〉のゆくえ―宮崎アニメを読む』(1992年 JICC出版局)、『脱〈虚体〉論―現在に蘇るドストエフスキー』(1996年 日本エディタースクール出版部)、『脱近代への架橋』(2002年 葦書房)。川喜田晶子との共著に『J-POPの現在 I〈生き難さ〉を超えて』(2019年 パレード)『J-POPの現在 II かたわれ探しの旅』(2020年 パレード)。