女は特攻隊の男を想い続けたーー 太平洋戦争のさなかに繰り広げられる慟哭の純愛。
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著者:城成夫
四六判・320頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-16944-1
2012年10月発行
慟哭の戦争歴史ロマン!!
せつなくも美しい物語に、あなたの心は震える。
哀しくも幻想的に描いた著者会心の一作。
「今も愛している そしてあの日にも ぼくには 愛しつくせなかった ひとよ」
最後に美しい詩を残して男は敵艦に突入した。
女も詩を口ずさみつつ男の後を追う…。
一瞬の光芒を放ちつつも、物語は恋人同士の胸の中に
城成夫(じょう・なるお)
千葉県船橋市生まれ。
東京府立三中、旧制成城高等学校を経て東北大学を卒業。
ソニー株式会社在職中に、小説『女霊』を発表し、作家としてデビュー。
日本図書館協会選定図書に選ばれた『女人幻想』を始め
『海と空のあいだ』『恋い恋いて』など著書多数。
なお、ペンネームは著者の母校・成城の名の由来である、
『詩経』の「哲夫成城」から取られたものです。
現在は、長野県軽井沢町にて執筆中。