恋をあきらめきれないたそがれ世代の男たちに捧げる
恋愛小説集。
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著者:黒田次郎
四六判・130頁(ハードカバー)
ISBN 978-4-434-16481-1
2012年3月発行
永遠の純愛を求める大人たちに捧ぐ。
記憶とは何と悲しいものなのだろう。
それは初夏の逆光の中に浮かび上がるシルエットのように
私をどぎまぎさせるのだけれど、
いったい何が私の真実だったのか。
どれが私の本当の感情だったのか……。(「初夏」より)
たそがれの世代が伝える初夏の日の短さと眩しさー。
表題作を含む全7篇収録。
黒田次郎(くろだ・じろう)
1945年、岐阜県生まれ。
作品はほかに「たそがれ」「それから」「午後の陽射し」など。