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埋もれた歴史
幕末横浜で西洋馬術を学んだ上田藩士を追って
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上田藩の馬役だった高祖父。幕末の記録を
探り当てた一翻訳者の調査記録。

埋もれた歴史
幕末横浜で西洋馬術を学んだ上田藩士を追って

¥1,800 (税抜)

東郷えりか

四六判・352頁(ソフトカバー)

ISBN 978-4-434-27823-5

2020年9月発行

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上田藩の馬医だったらしい、としか子孫に伝わっていなかった高祖父の名前をグーグル検索したところ、ウィリアム・ウィリス医師がハリー・パークス公使に宛てた報告書が見つかった。高祖父の名前が書かれたその一文を手がかりに、元禄時代まで祖先をたどり、幕末に生きた高祖父に関しては写真まで探し当てた一翻訳者の調査記録。

上田藩の馬役だった高祖父は、いち早く開国論を唱えた佐久間象山のもとで学び、ペリー来航時と日米修好通商条約締結時に二度老中を務め、日本を開国させた上田藩主、松平忠固に仕え、イギリス公使館付騎馬護衛隊長として幕末の横浜居留地にいたアプリン大尉のもとに通って西洋馬術を学んでいた。  
 
筆文字の古文所から当時の新聞記事や日記まで、国内外の多数の文献や古写真に当たり、足で歩いて現場を確かめた結果、歴史の定説がいかに間違っていたかがもわかり、増えつづける疑問が原動力となって、五年半にわたりわずかな隙間時間を掻き集めて、調査・執筆を進めてきた。一次史料を多く用いた考察で、すらすら読める内容ではないが、専門の研究者だけでなく、歴史散歩の愛好者や、祖先探し、古写真に関心のある方にも読んでいただきたい。

著者紹介

東郷えりか(とうごう・えりか)
翻訳者。船橋市生まれ、横浜市在住。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書にD. アンソニー『馬・車輪・言語:文明はどこで誕生したのか』、N. マクレガー『100のモノが語る世界の歴史』、T. ハント『エンゲルス:マルクスに将軍と呼ばれた男』(以上、筑摩書房)、L. ダートネル『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』、デ・コーニング『幕末横浜オランダ商人見聞録』、B. フェイガン『海を渡った人類の遥かな歴史』(以上、河出書房新社)、A. セン『人間の安全保障』(集英社)など、おもに科学、歴史、考古学分野のノンフィクション作品を手がける。著作としては本作が初めての作品となる。

著者メッセージ

歴史とはつまるところ、偉人や英雄だけが活躍した物語ではなく、自分たちの無名の祖先たちもその時代を生きて、何かしらは考え、そこに関係していたはずのものなのだ。祖先や郷土史を調べ、忘れられた大勢の人びとについて調べることが、ひいては国の歴史だけでなく、世界の歴史も知ることにつながるはずだということを本書は微力ながら提言する。