ガンが再発しました。告知を受けるのは、もう三度目です。
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著者:高橋利幸
四六判・176頁(ソフトカバー)
ISBN 978-4-434-21904-7
2016年6月発行
人は生まれてきたとき、誰もが泣きながら生まれてきたはずです。その一方で、周りの人たちは笑っていたのではないでしょうか?逆に死んでいくとき、きっと周りの人は泣いてくれるでしょう。だからこそ、自分だけは笑って死んでいきたい。
「自分の人生に悔いはなかった」
そうやって笑っていられるように、これからの人生を過ごしていきたいと思います。これは、そんな笑顔の物語です。
『小児病院のバイオリニスト 難病の子どもたちが教えてくれたこと』の続編。
高橋利幸(たかはし・としゆき)
1974年千葉県生まれ。nismo(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社)勤務。
33歳でくも膜下出血を発症し、生死の境を彷徨う。
夢と希望を失い、絶望の生活を送っている中でバイオリンに出会い、小児病院の子どもたちとのふれあいによって笑顔を取り戻す。
その後、38歳でガンの宣告を受け、4度の手術を行うも他臓器に転移。現在、療養中。
厳しい現実と闘いながらも、子どもたちとの約束を守るため、バイオリンを弾き続ける。
頭頸部癌患者会、「えがおの会関東支部」の運営委員。
第一章 風化
第二章 再発
第三章 日常
第四章 寂寞
第五章 背水
第六章 信念
第七章 歩道
第八章 笑顔